魚を丸ごと捌くとなると、「自分にできるだろうか」「失敗したら無駄になるのでは」と不安になる方は多いと思います。
特に50代から料理を始めた場合、基本的なことを今さら聞きづらいと感じることもあるでしょう。
ですが、ブリは見た目ほど難しい魚ではありません。包丁1本でも、手順を守れば十分に捌けます。
この記事では、料理初心者や50代男性が無理なく挑戦できるよう、下処理から捌き方、失敗したときの考え方まで丁寧に解説します。
最初から完璧を目指す必要はありません。一度やってみるための道しるべとして、ぜひ参考にしてください。
【結論】初心者がブリを捌くときのポイント3つ
- 包丁は三徳包丁1本でOK
- 力を入れず「骨の位置」を意識する
- 皮引きは無理にやらなくていい
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50代の料理初心者がぶりを捌く前に知っておくこと
ブリを捌くうえで大切なのは、技術よりも心構えです。
どんな魚を選び、どこまでできれば合格なのかを知っておくだけで、失敗への不安は大きく減ります。
ここでは、初めてでも安心して取り組むための基本を整理します。
ブリは本当に初心者向けの魚なのか
ブリは大きくて難しそうに見えますが、実は初心者向けの要素が多い魚です。
身が厚く、骨の位置も比較的分かりやすいため、包丁を入れたときの感覚がつかみやすいのが特徴です。
アジやイワシのように小さく滑りやすい魚よりも、落ち着いて作業できます。また、多少切り方が雑になっても、焼き物や煮物にすれば問題なく食べられます。
「きれいに捌く」より「食べられる形にする」ことを意識すれば、心理的なハードルはぐっと下がります。
料理初心者が最初に選ぶブリの大きさは?
初心者が最初に選ぶブリは、できるだけ小ぶりなサイズがおすすめです。
全長50〜60cm程度であれば、家庭用のまな板にも収まりやすく、作業中に安定します。
価格も手頃なことが多く、失敗しても精神的なダメージが少なくて済みます。
天然物にこだわる必要はなく、養殖ブリで十分です。最初は「練習用」と割り切ることが、継続のコツです。
スーパーでブリを1本買うときのチェックポイント
スーパーでブリ1本丸ごと選ぶ際は、専門的な知識よりも見た目を重視しましょう。
目が澄んでいるか、身にハリがあるか、血の色が黒ずんでいないかが判断基準です。
また可能であれば、内臓を取ってもらえるか店員に確認するのも一つの手です。
(※調理の手を省ける)
遠慮する必要はありません。聞くことも料理の一部だと考えてください。
料理初心者がブリを捌くために必要な道具【包丁1本でOK】
道具をあれこれそろえなくても、包丁1本あれば魚は捌けます。50代から料理を始める場合、道具を増やしすぎると続かなくなりがちです。
ここでは、最低限必要なものだけを紹介します。
最低限必要なものは「包丁・まな板・キッチンペーパー」だけ
必要な道具は、包丁・まな板・キッチンペーパーの3つだけです。
包丁は、普段使っている三徳包丁で問題ありません。切れ味が悪い場合は、軽く研ぐだけでも作業が楽になります。
まな板は滑らないよう、下に濡れ布巾を敷くと安定します。
特別な道具がなくても十分に捌けることを、まず覚えておきましょう。
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魚を捌くときに出刃包丁は必要か
魚を捌く場合、出刃包丁を想像する方も多いですが、初心者には必要ありません。
出刃包丁は重く、扱いに慣れていないと逆に危険です。
三徳包丁でも骨に沿って刃を動かせば、問題なく捌けます。
力で切ろうとしないことが最大のポイントです。
ブリを捌いた後片付けを楽にする工夫
魚料理で敬遠されがちなのが「後片付け」です。
作業前に新聞紙やビニール袋を用意し、不要な部分をすぐ捨てられるようにしておくと汚れにくく、後片付けも楽です。
作業後は、包丁とまな板をすぐに洗い、熱湯をかけると臭い残りを防げます。
片付けまで含めて一連の作業と考えると、次回の負担が減ります。
料理初心者がつまずきにくい下処理の方法
下処理は味を左右する重要な工程です。ここを丁寧に行うことで、「まずい」「魚臭い」と感じる失敗を防げます。
魚のうろこはどこまで取ればいいか
ブリのうろこは、包丁の背や金タワシで簡単に落とせます。完璧に取る必要はなく、食べる部分に残らなければ十分です。
うろこが気になる方は、特に腹側・尾の付け根・背ビレ周辺を念入りに確認しておきましょう。
多少残っていても、調理後に気になることはほとんどありません。
ブリの内臓を出すときの注意点
腹を開くときは、包丁を深く入れすぎないよう注意しましょう。
内臓を傷つけないことが臭み防止のポイントです。
内臓を取り出したら、歯ブラシなどで血合い部分をこすり、血の塊を軽く流水で流します。洗いすぎないことも大切です。
スーパーの鮮魚店や市場で購入する際、店員に「内臓を取って」「3枚におろして」と言えば、ほとんどのお店で対応してもらえます。(※別途、数百円の料金がかかる場合あり)
魚の臭みを出さない洗い方
臭みを防ぐ最大のポイントは、水にさらしすぎないことです。
水にさらし過ぎると、身が水分を吸収し、旨味成分が流れ出て魚臭さを感じやすくなります。
血や表面のぬめり等の汚れを落としたら、すぐにキッチンペーパーで水分を拭き取ります。
この一手間で仕上がりは大きく変わります。
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料理初心者・50代男性でもできるブリの捌き方(基本手順)

ここでは80cmくらいのブリの捌き方を解説します。(※内臓は、お店で処理済み)
ここからが実際の捌き方です。細かい技術より、流れを理解することを意識してください。
手順① 頭を落とす

1本丸ごと捌く場合、まず行うのが頭を落とす作業です。
ここで力を使おうとすると、包丁が滑ったり、指を切るかもといった恐怖心が出やすくなります。
包丁はエラのすぐ後ろに当て、中骨の位置までゆっくり刃を入れます。このとき、一気に切ろうとしないことが最大のポイントです。
片側だけで切り落とそうとせず、一度中骨まで切ったら、魚を裏返して反対側も同じように中骨まで切ります。

※包丁の刃先が当たっている部分(半透明)が関節です。(透明部分が等間隔にあるのがわかりますか?)
骨は硬いですが、骨と骨の間(関節部分:0.5~1mmくらいの透明な部分)を狙えば意外と簡単に切れます。刃を前後に小さく動かすようにすると、自然に包丁が進みます。
魚を捌くときのコツは、「力」ではなく「位置」で切ること。
これを意識するだけで、最初の恐怖はかなり減ります。
手順② お腹を開いて3枚におろす

頭を落としたら、腹側から包丁を入れます。すでに内臓が取れている場合でも、この工程は同じです。
包丁の刃先を中骨に軽く当てるイメージで、骨に沿ってなぞるように刃を進めます。
ここで大切なのは、身を切ろうとしないことです。骨から身をはがすイメージで。
「3枚おろし」と聞くと難しく感じますが、実際は中骨から左右の身を分ける作業にすぎません。
分からなくなったら、無理に進めず、一度包丁を置いて骨の位置を指で確認しても大丈夫です。
プロの料理人ではないので、止まって確認するのは失敗ではありません。
むしろ初心者ほど、正しい行動です。
腹側から包丁を入れ、中骨に沿って刃を進め3枚におろします。

※骨の部分

※身の部分
手順③ 身を外すときの包丁の動かし方
中骨に沿って包丁を滑らせ、身を外していきます。このとき多少、身が骨に残っても問題ありません。
初心者がやりがちなのは、「身を残したくない」と思って骨まで切ろうとすることです。
ですが、それをやると
- 身がボロボロになる
- 包丁が滑る
- 怖くなる
という悪循環に入ります。
骨に身が残った場合は、アラ炊き・味噌汁・ぶり大根用に使えば、立派な一品になります。

※アラを食べやすい大きさにカットしました。
最初から“全部きれいに取る”必要はありません。食べられる形になれば合格です。
手順④ 皮は無理にきれいにしなくていい
皮引きは、ブリ捌きの中でも最も難易度が高い作業です。そのため、無理にやらなくてもまったく問題ありません。
焼き物・煮物なら、皮付きのままで十分おいしく食べられます。初心者は「皮は取らなくていい」と割り切ってください。
どうしても刺身で食べたい場合のみ、以下の方法を試します。
- 皮を下にしてまな板に置く
- 尾びれ側の端に、皮目に向かって浅く切れ目を入れる(皮は切り落とさない)
- 切れ目をつかみ、尾側の身を軽く引っ張りながら頭側へ包丁を進める
包丁は、皮一枚分の位置で止め、まな板とほぼ平行になるようにします。
切るというより、身を左右に揺らしながら、皮からはがす感覚です。
「皮引きができなくても失敗ではない」この認識が、最後まで捌き切るための最大のコツです。
食べきれないときは、真空パックの冷凍保存がおすすめ

※今回、料理したすべてです。(身の部分は、お正月に照り焼きにして食べました。)


こんな感じで専用の真空パックに入れ、真空包装します。(右の黒いもの:真空包装機)

※頭部を2つ割り(後日、アラと一緒にアラ炊きにして食べます)。


※カマの部分(後日、塩焼きにして食べます)。
真空包装機って、一度に食べきれない、調理できないときに便利なんですよね。
私が愛用している機種は、フードシールド社の業務用フードシーラー(スタンダード版/大容量集水カップ)です。
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捌いたブリの簡単な食べ方(初心者向け)
せっかく自分で捌いたぶりは、できるだけ失敗しにくい方法で食べたいものです。
ここでは、料理初心者でも取り組みやすく、味の差が出にくい食べ方を3つ紹介します。
難しい調理法は必要ありません。「シンプルで失敗しない」料理を基準に選びました。
そのまま刺身にする場合

刺身にする場合は、身をよく冷やしてから切ると扱いやすいです。
包丁は少し寝かせるように当て、一気に引くのが基本です。押し切りにすると身が崩れやすいため、前後に動かすイメージで切りましょう。
厚さはそろっていなくても問題ありません。むしろ初心者の場合、多少厚めのほうが食感を楽しめます。
切ったあとは、すぐに盛り付けるか、ラップをして冷蔵庫で短時間冷やします。
自分で捌いた魚は鮮度も気持ちも違います。見た目よりも「自分でやった」という満足感を大切にしてください。
フライパンでできる照り焼き

照り焼きは、ブリ料理の中でも特に失敗しにくく、初心者に向いています。
切り身は、厚さ1~2cm程度で、繊維を断つように斜めに切るのがポイントです。

※照り焼き用として、食べ応えがあるように大きめにカットしました。
フライパンで焼くときは、少量の油をひき、まず皮目から焼きます。皮を先に焼くことで、臭みが出にくく、身も崩れにくくなります。
焼き色がついたら裏返し、火を弱めてから調味料を加えます。市販の照り焼きのタレを使えば、味付けで迷うこともありません。
多少焼きすぎてもおいしく食べられるため、最初の一品としておすすめです。
照り焼きは失敗しにくく、初心者に最適です。
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ブリ大根にする場合の注意点

ブリ大根は一見難しそうですが、下処理さえ押さえれば失敗しにくい料理です。
最大のポイントは、調理前に必ず霜降り(熱湯を切り身にかける)を行うこと。
鍋やボウルに熱湯を用意し、切ったぶりをさっとくぐらせ、すぐに冷水に取ります。これにより、表面の血や汚れが落ち、臭みを大きく減らせます。
この工程を省くと、どんな味付けでも生臭さが残るので注意しましょう。
霜降り後は、しっかり水分を拭き取り、大根と一緒に煮るだけ。一見手間に見えますが、実は美味しくする一番の近道です。必ず行いましょう。
ブリの捌き方でよくある質問(FAQ)
ここでは、ブリの捌き方でよくある質問を3つご紹介します。
Q1. ブリを捌くとき、包丁が切れなくても大丈夫ですか?
完全に切れない包丁だと、力が必要になり危険です。
ただし、プロ用の包丁を用意する必要はありません。
普段使っている三徳包丁でも、軽く研ぐだけで作業のしやすさは大きく変わります。
切れ味が悪いまま力任せに切るより、少し研いで「刃を前後に動かす」ほうが安全です。
Q2. 骨に身がたくさん残ってしまいましたが、問題ありませんか?
問題ありません。
プロではないので、初心者の場合、骨に身が残るのは普通です。
無理に取り切ろうとすると、身が崩れたり、包丁が滑ってケガにつながります。
残った部分は、アラ炊き・味噌汁・ぶり大根に使えば、むしろ美味しい一品になります。
Q3. ブリを捌くとき、まな板が小さくても大丈夫ですか?

※50cmくらいのまな板ですが、少しはみ出てますね。頭と尾びれを切り落とせば、無理なく捌けました。
小さめのまな板でも捌くことは可能です。ただし、魚が動かないように工夫することが重要です。
まな板の下に、濡れ布巾やキッチンペーパーを敷くだけで安定します。
無理に大きな道具をそろえる必要はありません。安全に作業できる環境を作ることが大切です。
まとめ文:【料理初心者・50代男性向け】ブリの捌き方を調理画像付きで解説|包丁1本だけで失敗しない方法
ブリを捌くことは、特別な技術や経験が必要な作業ではありません。
50代から料理を始めた方でも、手順を守り、無理をしなければ十分に楽しめます。
形が不揃いでも問題ありませんし、失敗しても次につながります。大切なのは一度やってみることです。
この記事と実際の写真を参考に、ぜひぶりを丸ごと捌く体験に挑戦してみてください。
その一歩が、料理の楽しさを大きく広げてくれるはずです。
まずは一度、スーパーで小さめのブリを見つけたら、この記事を思い出して実際に捌いてみてください。












