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食品工場の服装を買い替えようと思うが、さまざまな服装があって、結局どれがいいのかわからず、悩んでいませんか?
例えば、
- 「どのメーカーがいいの?」
- 「服装の判断基準は何?」
- 「価格によって、何が違うの?」
実は、食品工場の服装選びにはルールがあります。そのルールさえ知っておけば、自社に最適の服装が選べます。
私は食品工場で17年勤務した経験があり、長年の経験で得た知識をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事では、食品工場における服装のルール、服装選びの注意点、服装の選び方を知ることができます。この記事を読めば、服装選びに迷うことなく、自社に最適な服装を選べて、従業員にも喜んでもらえますよ。
食品工場の服装は衛生的かつ機能性が必要
食品工場では、衛生的で機能性を兼ね備えた服装が適しています。なぜなら、コンタミ(異物混入)対策が主な理由だからです。
そのため、服であれば何でもいいわけではありません。また、多くの工場では白い服装が採用されていますが、これは服に付着した汚れが見えやすく、見た目にも清潔感を与えるためです。
以下に服装のポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
帽子
食品工場の帽子は、毛髪が飛散しないように2重で被ります。
- インナーキャップ:帽子を被る前に髪の毛全体を包み込む
- 帽子:インナーキャップの上から被る
2重で被ることで、抜け落ちた毛髪が商品に混入することを防ぎます。その他に次の点に注意する必要があります。
| 注意点 | 用途 |
| 通気性 | 通気性が悪いと暑くて作業性にも影響する |
| マスク掛け用のフック | 長時間、マスクの耳掛けゴムを直接耳に掛けると耳が痛くなるので、帽子にマスク用のフックがあれば耳も痛くない |
| 頭部から肩までを覆う | 頭部だけでなく、肩まで覆る帽子は、襟足部分を上衣の中にいれるので、毛髪が抜けても着衣の外に飛散することを防げる |
これらの点をカバーしている帽子が最適です。
また、インナーキャップは工場によって考え方が異なります。私が勤務していた工場では毎日交換するので、基本的に使い捨てでした。材質も不織布で通気性の悪いものでしたが、汗をかいても破れにくく、安価なものを使用していました。
また、不織布ではなく、メッシュのインナーキャップもあり、価格によって材質や形状が異なります。使い捨てを検討する場合は、価格重視でも良いと思います。
マスク
食品工場では、唾液の飛沫防止のために現場作業員は必ずマスクを着用します。数年前に起きたパンデミックもあり、普段からマスクを着用していなかった人も着用する機械が増えています。
ここで覚えてほしいことは、咳だけでなく会話中にも唾液は1~2m先まで飛んでいることです。
(参考:厚生労働省 新型コロナウイルスの特性に基づいた効果的な感染対策)
人間には多くの細菌が生息しており、人体に害を及ぼす細菌もいますが、細菌のほとんどは人体に影響はありません。また、これは病気や不自然なことはなく、人が生きていく上で必要な細菌です。
しかし、人体に影響がない細菌でも、食材に付着すると腐敗させたり、食中毒の原因になったりする細菌もいます。そのため、マスクをして唾液の飛沫防止を行います。
食品工場で使用されるマスクは、市販されているマスクと同じです。また、工場によって形状や構造の異なるマスクを使用しており、指定や決まりはありませんが、カラーは白色が一般的です。
ただし、3層構造以上の厚みがあると、呼吸がしづらいので作業に支障ができる可能性があります。購入する前にはサンプル品をもらい、実際に作業員に着用してもらって使用感を確認することをおすすめします。
安価な製品でも強度と飛沫防止ができれば基本的には問題ないのですが、ウイルスを通さないマスクの方がより安全ですね。
作業着
食品工場の作業着は「白衣」とも呼ばれており、機能性と衛生面、コンタミ防止対策がなされている服です。そのため、工業系の作業服とは全く違います。
また、食品工場の作業着には次の注意点があります。
- コンタミ防止のため、手首・足首はゴムで絞っている
- 上下が分かれているセパレートタイプとツナギタイプの2種類ある
- 色は、白色が一般的だが、工場によっては薄い青色やピンク色なども採用されている
また、デザインや生地の材質によっても価格が異なり、通気性や速乾性の良い生地になるにしたがって高額になる傾向があります。
安価な作業着だと、通気性や伸縮性が悪く、夏場に汗をかくと体に張り付いて、縫い目が破れることがあります。
私が経験した作業着では、厚手で速乾性もあったので、冬は温かく、夏は汗の渇きも速かったです。
ただし、金額もそれなりに高かったですが、経営者の判断で「従業員には機能性の良い服を支給しなさい」という指示があり、とてもありがたかったです。
作業靴
作業靴は作業場所によって異なります。水場では長靴、ドライエリアでは動きやすい食品専用の作業シューズ、重量物の機械メンテナンスや作業をする時には安全靴というように用途が異なります。
ただし、基本的なカラーは汚れがすぐにわかるように白色が一般的です。(安全靴は例外)
私の勤務していた工場では、作業靴はすべて会社が福利厚生の一環として、支給していました。水を使って作業するフロアでは床面にすべり止め剤を施しており、長靴の靴底のゴムが3ヵ月もたず、年4回支給してもらっていました。
一方、ドライフロアの作業員は靴の強度も影響していたのか、ほとんどの人が1年で靴が壊れていました。
作業靴も食品用のものがあり、価格も機能性や材質、デザインによって異なります。安いと表面がすぐにひび割れてくるので、購入する際には試験的に1足だけ誰かに履いてもらうことをおすすめします。
食品工場に適した作業服の選び方5選
食品工場では、衛生面や機能性を重視しなければいけません。そこで作業服の選び方を5つご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
異物混入につながる服装は避ける
作業服の下に着用している服の糸くずや、抜け落ちた体毛などが作業服の内側で留めておける服が適しています。
- 手首・足首の部分が2重構造で、ゴムタイプ
- 前面はファスナーで首のあたりまで締められるタイプ
- 上下衣ともポケットは不要
上衣にはインナーがついており、股の辺りまでインナーがあるので、下衣の中に入れ込めばコンタミ防止ができます。
また、腕の部分が2重になっており、手首部分のゴムも2重です。そのため、ゴムがきつくて手首に痛みを感じる人もいるので注意してください。
下衣は2重になっており、足首のゴムも2重です。そのため、人によっては足首のゴムがきつくて痛みを感じることがあるので、必ず使用感を確認しましょう。
そして、上下衣ともにポケットは不要です。ポケットがあれば不用意に物を入れてしまい、コンタミの危険があるため、できるだけない方が良いです。
機能性も選ぶ際に重要なポイント
衛生面だけを重視すると作業しづらいこともあるので、機能性も考慮してください。
現場作業員が作業服を発注・交渉することはありませんが、できるだけ現場を知っている工場長や役職の人が対応することをおすすめします。
私の経験では伸縮性、通気性、耐久性は必要です。この3つがそろっていれば作業員から不満が上がることはないでしょう。
静電気が起きにくい素材を選ぶ
静電気が起きやすい作業服は、チリやホコリを吸着しやすく、コンタミの原因になります。また、静電気が起こると、精密機械に電気的な影響を及ぼし、不具合の原因にもなりかねません。そのため、服がこすれても静電気の起こりにくい作業服が適しています。
静電気が起こりやすいと、空気が乾燥している冬場などに作業員同士が接触しただけで発生します。そうなると作業員も痛くて、作業服が嫌で辞める可能性もあるので注意しましょう。
素材・色・サイズのバリエーションの豊富さで選ぶ
作業服にはさまざまな素材・色・サイズがあり、自社に最適な服を選びましょう。とは言っても予算もあることなので、ある程度限られた選択肢の中で選びます。
- 素材:綿、ポリエステル
- 色:白、薄い青、薄いピンク
- サイズ:S、M、L、LL、3L、4L、5L
この辺りがそろっていれば、あとは好みのデザインを選べばよいでしょう。
迷ったら価格で選ぶ
結局、何を選んでいいのかわからない場合は、値段で選びましょう。購入先におすすめの作業服を聞いてもいいし、予算や作業状況を説明すれば最適の作業服を提案してもらえます。
そのため、購入先に予算だけ言って、すべてお任せしても問題ありませんよ。
まとめ:食品工場の正しい服装とは?注意点と作業着を選ぶ際のポイントを解説!
今回は、食品工場の作業服について解説しました。
- コンタミ防止対策や機能性を重視した作業服が最適
- 迷ったり、悩んだりした場合には購入先に予算を伝えて、あとはお任せ
- 作業服、作業帽、作業靴、マスクは基本的に汚れが一目でわかる白色
- 場合によってはエプロンも必要
- まとめて購入する前にサンプルをもらうか1つ購入して、作業員で使用感を確かめる
今回の内容を実践すれば、作業員もストレスなく快適に作業できるので、結果的に作業効率も向上します。
単なる服に過ぎませんが、作業員は1日の3分の1は着用しているので、快適に作業してもらうためには着心地や機能性は決して無視できません。ぜひ参考にして快適な作業環境を作ってください。


