このサイトではアフィリエイトプログラムを利用しています。
食品工場に勤務した経験がない人は、次のような悩みがありませんか?
「一日の流れをイメージできなくて不安・・・」
「募集要項通りに定時で帰宅できるの?」
「休憩やトイレはいつ行けるの?」
食品工場は、基本的に製造スケジュールに従って作業します。製造計画を指示する責任者は、開始時間・休憩・昼食・終了時間を労務管理とともに計画します。
そのため、定時に始まり、定時に帰宅できることが一般的です。
この記事では、食品工場の一日の流れについて、作業者を分類し、時間単位で作業内容を解説します。
私は、中小企業の食品工場で17年勤務した経験があり、さまざま業務に携わっていました。その経験から、食品工場の実態を解説します。
この記事を最後まで読んでいただければ、食品工場の一日の流れをイメージしやすくなるので、不安を解消できますよ。
食品工場の一日の流れとは
食品工場で働く際、悩みの種として「一日の流れ」をイメージできないことが挙げられます。
取り扱う食材や機械設備、製造工程によって、作業の時間帯や作業内容は異なります。基本的な流れはどこの工場でもほとんど同じなので、一日の流れを時間帯に分けて詳しく解説します。
食品工場に応募するか悩んでいる場合は、応募先の勤務状況と照らし合わせて検討してください。
機械オペレーターの一日の流れ
熱源を使用する食品工場では、お湯を沸かしたり、機械を温めたりするため、早出と遅出の時間差で出退勤のスケジュールを組みます。
| 時間帯 | 早出(1~2名) | 遅出(その他の従業員) |
| 4:15~ | 出勤 更衣室で白衣に着替える 帽子・マスクを着用 工場の作業場に入室する前に作業靴に履き替える エアーシャワー室を通過 粘着ローラーで全身のホコリや毛髪を除去 手洗い場で30秒間手洗いを行い、アルコール消毒をする ゴム手袋を着用 タイムカードを打刻する | |
| 4:30~ | ボイラーの点火 製造ラインのお湯を沸かしたり、機械を温めたりする 製造機械の前準備 | |
| 6:00~ | 製造開始 | |
| 6:30~6:45頃 | 出勤 更衣室で白衣に着替える 帽子・マスクを着用 工場の作業場に入室する前に作業靴に履き替える エアーシャワー室を通過 粘着ローラーで全身のホコリや毛髪を除去 手洗い場で30秒間手洗いを行い、アルコール消毒をする ゴム手袋を着用 タイムカードを打刻する | |
| 7:00~ | その他の製造ラインでも製造開始 | |
| 8:00頃 | 休憩(10分~15分) | |
| 10:00~12:00 | 昼食(40分~60分) | 休憩(10分~15分) |
| 13:00~14:00 | 製造終了製造後の機械洗浄・清掃 | 昼食(40分~60分) |
| 14:00 | タイムカードを打刻する 作業靴を履き替える 更衣室で私服に着替える | |
| 14:15頃 | 退社 | |
| 17:00~18:00 | 製造終了製造後の機械洗浄・清掃 | |
| 20:00 | タイムカードを打刻する 作業靴を履き替える 更衣室で私服に着替える | |
| 20:15頃 | 退社 |
ボイラーを点火し、機械やお湯などを温めるのに1時間程度かかります。また、製造ラインが複数ある場合は、ラインごとに製造時間をズラして製造します。そのため、早出と遅出を設けており、できるだけ定時で帰宅できるように労務管理を行っています。
トイレ休憩は、基本的に自由です。ただし、勝手に行くのではなく、他の従業員や責任者に報告してから行きます。
食事休憩は、決まった時間に製造を止める工場もあれば、交代で数名ずつ食事に行く工場もあります。
製造ラインを一度止めると、再稼働に時間がかかるので、以下の点を考慮している工場では停止させません。
- 出荷時間や納品時間に間に合わない
- 消費期限の短い食品を製造している
- トラブル発生を懸念している
工場の製造形態、スケジュール管理など、工場によって休憩時間は異なります。
また、当日の製造数や突発的な欠員、機械トラブルなどが発生した場合は、休憩時間が変動します。
欠品は、会社の信用問題になるので、納品時間に間に合わせるため、残業になっても製造を行います。
工場が取り扱っている食材や製品、手作業、機械製造によっても開始時間や終了時間は異なります。機械製造の場合は、機械が大きければ大きいほど、洗浄や清掃に時間がかかるため、製造後の方が体力的に疲れます。
トッピング(パート・アルバイト)の一日の流れ
パート・アルバイトは、主に食品容器に食材を手作業で盛り付けるトッピング作業を担当します。なぜなら、機械を使用しないので、ケガや事故に巻きまれる心配がなく、単純作業で誰でもすぐにできからです。
では、トッピング作業員の一日の流れをご紹介します。
| 時間 | 作業内容 |
| 7:45頃~7:55 | 出勤 出勤更衣室で白衣に着替える 帽子・マスクを着用 工場の作業場に入室する前に作業靴に履き替える エアーシャワー室を通過 粘着ローラーで全身のホコリや毛髪を除去 手洗い場で30秒間手洗いを行い、アルコール消毒をする ゴム手袋を着用 タイムカードを打刻する |
| 8:00~ | 製造前準備(食材を冷蔵庫や保管置き場から製造ラインのコンベア前に準備する) 製造開始(コンベア前に4~5人が横一列に並び、先頭の人が食品容器を流すので、容器の指定された場所に食材を置いていく製造アイテムが何種類もあると、切り替え作業を順次行う) |
| 12:00~12:50頃 | 昼食(60分)基本的には製造ラインを止めて全員で食事に行く ※工場の製造形態によっては交代で食事に行く |
| 12:50~13:00 | 帽子・マスクを着用 工場の作業場に入室する前に作業靴に履き替える エアーシャワー室を通過 粘着ローラーで全身のホコリや毛髪を除去 手洗い場で30秒間手洗いを行い、アルコール消毒をする ゴム手袋を着用 |
| 13:00~ | 製造開始 |
| 16:30頃 | 製造終了 |
| 16:30~17:00 | 清掃翌日の準備 |
| 17:00~ | タイムカードを打刻する 作業靴を履き替える 更衣室で私服に着替える |
| 17:15頃 | 退社 |
パート・アルバイトの人は、8時間働く人もいれば、3時間の人、昼から出勤する人などさまざまです。そのため、責任者は、前日の晩に作業員の配置場所を決めておき、作業がスムーズに行えるようにスケジュールを組みます。
途中出勤・途中退社の場合でも、工場内への入室・退室前後の作業は同じです。また、トイレは、工場の作業場と少し離れた場所に設置していることがほとんどです。
これは、衛生上の問題を回避するためであり、トイレに行くたびに、トイレ内で手洗い、アルコール消毒を行い、工場内に入室するときに手洗い、アルコール消毒を行います。その結果、作業中にトイレに行くと、立て続けに手洗いとアルコール消毒を2回行う必要があります。
私の実体験ですが、笑い話として聞いてください。食品工場に勤務したての頃、とある食品工場を見学したときにトイレに行きました。手洗いをして、トイレから出ようとしたら、トイレの扉に鍵がかかって開かないんですよ。これにはビックリして慌てた記憶があります。
その時は、トイレ内にアルコールの場所を見つけられなくて、「おかしなトイレだな?」と思っていました。
すると、偶然にも従業員がトイレに入ってきたので、状況を説明すると、「これが(ボックスのような装置)アルコールの装置で、手をかざすとアルコールが出ます。アルコール消毒しないと扉が開かない仕組みですなんですよ。」と教えてもらいました。
食品工場で一番怖いのは食中毒です。そのため、トイレには、人間の怠け癖を制限する仕組みを施している工場が増えています。
昔ながらの工場や予算があまりない工場では、機械的な仕組みを取り入れていません。そのため、簡易的なアルコールスプレーを設置している工場も少なくないので、トイレに行く際には衛生面に細心の注意が必要です。
作業時間内に作業内容を覚える時間がない?
作業時間中に覚える時間がないと感じる人は、次のことを行ってください。なぜなら、作業を説明した人は、初めの頃は伝えた内容の3割くらいできれば良いと思っているからです。
- 覚えていることを精一杯行う
- 休憩中や帰宅してから覚えていることをノートに書き出す
- 書き出したら、その後は一切仕事のことは忘れる
- 翌日の仕事前にノートを見返す
これを繰り返せば、いつの間にか仕事は覚えています。私が勤務していた工場では、現場にノートを持ち込めないので、手拭きペーパーにペンでメモ書きして覚えたこともあります。
それでも覚えられないと感じる場合は、責任者に「一般的には何日で覚えるものですか?」と聞いてみるとおおよその目標ができます。
覚えが遅いからといって、不要な人材だと判断されないので安心してください。不要な人材だと言う人は、あなたより少し長く働いているだけです。
私から言わせれば、不要だと言っている人こそ不要だと思うし、黙って働けとも思います。実際に、私は注意していましたが、陰口はひどかったですね。それでもやる気のある人に対して、いじめともとれるような発言は許してはいけません。
私の場合は、責任者という立場もあったので、従来から働いている従業員に対して「新人いじめみたいなことはするなよ!」と言いながら現場を見回っていました。
また、従来から働いている従業員は、今までに一生懸命覚えようとする人、全く覚える気のない人などさまざまな人を見ています。そのため、初めから完璧にできる人はいないことは理解しています。
中には「性格のきつい=責任感のある」人もいますが、もし、きついことを言われたら「責任感の強い人だな」と思うようにしてください。
本人も悪気があるわけではありません。試しに昼食のときや休憩時に怖いけど勇気を振り絞って話しかけてください。責任感のある人ほど、仕事を離れると気さくに話してくれますよ。
また、なかなか覚えられなくても気落ちする必要はありません。
気落ちするのは、責任感が強いからです。もし、気落ちしたときには「悪いのは簡単な仕組みをつくらない責任者だ」と思うようにしてください。責任者は、雇ったからには、その意見を真摯に受け止める義務があると私は思いながら働いていました。
すべての責任者が私のような考えではなく、私が正しいとも思っていません。しかし、せっかく採用されて楽しく働ける環境なのに、覚えられないから辞めるのはもったいないですよ。
まとめ
今回は、食品工場の一日の流れについて解説しました。
食品工場で扱っている食材や商品、製造形態、機械製造なのか、手作業なのか、さまざまな要因で勤務形態は異なります。そのため、配属先によっても、開始時間、終了時間、休憩、昼食時間などが違います。
この記事でご紹介した「一日の流れ」を参考に、応募を検討している工場の勤務時間や作業内容を比較してみましょう。そして、不明点があれば気後れせず、積極的に聞いてください。そうすれば、不安や悩みは解消されるので、採用後も気持ちよく働けます。


